EXAMINATION

 食品細菌検査(汚染指標細菌)

汚染指標菌

細菌等が原因による食中毒は、飲食店、学校、病院等で毎年のように報告されています。 
衛生管理が進んだ現在でも、食中毒の発生を100%防ぐことは難しいのが現状です。 
細菌による食品汚染は、目に見えず、陰に隠れて増殖、繁殖し汚染が広がる可能性があります。 
食中毒による健康被害を未然に防ぐには、原料から製造、保存、販売等あらゆる観点から制御する必要があります。 
当検査センターでは、ご依頼者のご要望に応えた汚染指標菌検査を正確・迅速に実施し、2~7営業日で検査結果を発行しております。 
検査結果、得られた数値に関するお問い合わせにもお答えしております。 
ご依頼・お問い合わせをお待ちしております。

一般細菌数(一般生菌数)

食品の微生物汚染の程度を示す指標で、細菌数から食品の腐敗・変敗の有無、食中毒発症の危険性などをある程度推定することができます。
一般細菌数を検査することで、製造加工工程や温度管理が適切であったかどうかを確認することができます。
検査では、培地に生きている細菌だけが増殖するので「一般生菌数」と呼ぶことがあります。

大腸菌群

大腸菌群は自然界にも広く分布することから、二次汚染の指標として、また、衛生的な取扱いの観点からも重要です。
適切な加熱で死滅するため、大腸菌群検査の結果が良好であれば、加熱工程、取り扱いが適切であったことが確認できます。

糞便系大腸菌(E.coli)

大腸菌は、人の糞便に存在する一般的な細菌です。
自然界で死滅しやすいため、人からの糞便の汚染を示すものとして知られています。
大腸菌が検出された食品は、大腸菌群が検出された場合よりも一層不衛生な取扱いを受けたことが推測されます。
また、それだけ糞便由来の腸管系病原菌の汚染の可能性が高いと言えます。
非加熱食品の場合は、大腸菌検査によって、適切な取り扱いがされていることを確認しましょう。
 我が国の食品微生物規格においては、大腸菌(E. coli )ではなくブロック体表記の糞便系大腸菌(E. coli)を用いています。

食品細菌検査 料金表

検査日数は、あくまで目安です。
当日検査に入れない場合もあります。お急ぎの場合は、ご確認ください。
各検査項目とも10検体以上のご依頼の場合は、ご予約をお願いいたします。 
 

 項目名 税込価格  検査方法必要検体量検査日数
  一般細菌数(生菌数) ¥1,980標準寒天培地法1検体につき50g以上

2営業日

 大腸菌群(定性) ¥2,420デソキシコーレイト培地法 
(BGLB培地法、LB培地法)

同上

6営業日
(最短で1日※)

 大腸菌群(定量) ¥3,520デソキシコーレイト培地法 
(BGLB培地法、LB培地法)  

同上

同上

 E.coli(定性)¥2,420(内消費税¥220)EC培地法

同上

同上

E.coli(定量)¥3,520(内消費税¥320)EC培地法

同上

同上

糞便系大腸菌群(定性) ¥2,420(内消費税¥220)EC培地法

同上

同上

 糞便系大腸菌群(定量)¥3,520(内消費税¥320)EC培地法

同上

同上

腸球菌(定性)
※要予約
¥3,960(内消費税¥360)AC培地法

同上

10営業日
(最短で4日※)

緑膿菌(定性)
※要予約 
¥3,960(内消費税¥360)アスパラギンブイヨン法

同上

5営業日
(最短で2日)

耐熱性菌数(芽胞数) ¥2,640(内消費税¥240)標準寒天培地法

同上

2営業日

クロストリジア(定性) ¥3,960(内消費税¥360)クロストリジア測定用培地法

同上

1営業日

嫌気性細菌数¥3,960(内消費税¥360)GAM寒天培地法

同上

2営業日

腸内細菌科菌群
※要予約
 ¥6,600(内消費税¥600) BPW増菌法

同上

8営業日
(最短で3日)

※「最短」とは、好条件で結果が判明した場合をいいます。検査日数を短縮することを保証するものではありません。

※その他の項目はお気軽にお問い合わせ下さい。